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【広報ふじ昭和62年】ふるさとの昔話

富士川流域に伝わる投げだいまつ

 富士川の流域では昔から、投げだいまつと呼ばれる珍しい祭りが行われていました。
 岩松地区の水神に住む鈴木孝一さんは、投げだいまつについて次のように話してくれました。

鈴木孝一さん(水神)
- 写真あり -

 このあたりじゃお盆の8月16日に“投げだいまつ”をやったもんだよ。あれは祖先の供養と川で溺死(できし)した人の供養かたがたやるみたいだね。昔は、川で死ぬ人も多かったからね。
 この富士川の流域では、ずっと山梨県の方からやってたと思うよ。
 投げだいまつっていうのは、10メートルぐらいの木の上へ、じょうごのようなかごを竹で編んでつくってね、それへ大豆の皮とか製材のかんなくずみたいな物を詰めてつくったね。
 それへと火をつけるだけど、1尺(約30センチ)ぐらいのたいまつにわら縄のひもをつけて、ぐるぐる回して投げるわけだよ。たいまつもまだ燃え始めのころは、いかくて重たいから、軽くなんないとかごになかなか入んなかったよ。どうしても入んないときは、のしてってつけただけんど、終戦のころは電気で火をつけたこともあったよ。
 昔はお盆っていうと、16日までしっかり休んだもんだからね。投げだいまつをやる青年も、ずいぶん集まったもんだけどねえ。
 あのころは、ほかに娯楽っていってもなかったし、ほかの村からも見に来てくれて楽しかったよ。今の子供は、そんな楽しみも恐らく知らないんじゃないかな。
 いつごろから投げだいまつをやらなくなっただか、終戦で途切れちゃったじゃないですか。
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