【広報ふじ昭和62年】まちかどネットワーク 富士・愛鷹山の自然と清流に恵まれたまち 吉永
吉永地区は比奈・富士岡を中心に、北に間門・鵜無ヶ淵などの集落が赤淵川沿いに広がる地区です。
比奈は「姫名」ともいわれ、平安時代の書物にその名があります。
また、「竹取物語」のヒロインかぐや姫の生まれたところとして竹取塚もあります。
このような伝説に色どられた比奈地区ですが、現在は大手の製紙工場が並び、住工混在の人口密集地となっています。
東名から北の地域は、畑・茶畑の広がる農村地域ですが、近年山間部に民間の宅地造成がされてきました。
また、愛鷹山西側の内山財産区は、ヒノキの樹林が広がる森林地帯で、勢子辻は林業家の集落です。
地区南端の水田が広がる場所には、東部下水処理場として終末処理施設の建設が進められています。
財産区を含め愛鷹山山項まで広がる吉永地区は、人口密集地城の生活環境の改善、石井付近の宅地造成の問題など、これから解決すべき問題を残している地域です。
- 図表あり -
( 図表説明 ) ◆人口 10,523人
( 図表説明 ) ◆世帯数 2,947世帯
( 図表説明 ) (昭和62年7月1日現在)
( 図表説明 ) ◆面積 11.41平方キロメートル
- 写真あり -
( 写真説明 ) 地域活動の拠点吉永公民館
我がまちを語る
神谷三郎さん 富士岡3(72歳)
- 写真あり -
昔から根方の中心地
気候がよく水が豊富な吉永は、古くから根方の中心地でした。
富士岡の根方街道沿いの商店街には、北部からも人が集まり、映画館もあってにぎわいました。
昔から堅実で、豊かな人が多く教育に熱心でした。仁藤春耕や斉藤知一郎などの人材は、こうした土壌で生み出されたと思います。
ところが最近は、沼津線を走ると、須津・浮島の方に比べてちょっと元気がないかなと思うときがあります。工場と住宅の混在、狭い道路など環境的な問題もありますが、地域として何か盛り上がりを作る必要性を感じています。
その点、かぐや姫や鵜無ヶ渕・富士岡の神楽、諏訪神社の大龍の舞などは街の活性化にもつながっています。公民館と東図書館、来年完成する社会福祉センターを軸に、みんなで「住んでよかった」と思う吉永をつくりだしたいと思います。
添付ファイル
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