富士見台2 内藤さん一家
内藤さん一家は中国残留孤児一家として日本へ来て4年目。言葉・生活習慣など全く違う環境の中で、意欲的に努力し、日本社会にうまく溶け込んでいます。
今回は、内藤さん一家におじゃましました。
内藤さん一家の一番の障害は、なんといっても日本語。長女の秀子さん(24歳)と玲子さん(17歳)は、若いだけあって日本語を短時間でマスターしましたが、世帯主の申永祥(しんえいしょう)さん(52歳)と妻の内藤南さん(45歳)は苦労しています。それでも日常生活に支障がない程度の日本語を話せるようになりました。
現在、申さんは中国語を生かした会社で研修中。南さんは福祉センター広見荘の臨時職員として働いています。秀子さんはコンピューター会社のキーパンチャーとして勤めるかたわら、青年講座の中国語の講師もしています。「運転免許を取りたい」というのが今の希望です。「明石家さんまのファン」と言う玲子さんは、吉原商業高校2年生。ちゃめっ気たっぶりで、だれがみても日本人。
家族はもう一人、長男の保夫さん(22歳)がいますが、今は横浜の中華街で中華料理の修業中。
一家の夢は、一人前になった保夫さんを中心に中華料理店を開くこと。
ガンバレ内藤さん一家。
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( 写真説明 ) 長女の秀子さん
( 写真説明 ) 左から申さん、南さん、玲子さん