富士山の見えるおふろ いきがい創作室 180畳の大広間
ぼくはプールを使いたいな
急速に到来する高齢化社会を前に、地域福祉の拠点となる(仮称)東部社会福祉センターの建設が始まりました。
この社会福祉センターは、お年寄りの社会参加を推進すると共に、地域福祉の増進と地域活動を活発化することを目的としています。オープンは来年4月の予定で、広見荘・田子浦荘に続く市内で3番目の社会福祉センターとなります。
今回は、センターの内容をお知らせします。
幅広い市民を対象
東部社会福祉センターは、市内富士岡南の新幹線と国道1号線に挟まれた場所に建設されます。
北に富士山・愛鷹山、南に駿河湾を望むことができ、周囲を水田に囲まれたのどかな場所です。
総事業費は約5億9,800万円。敷地面積は4,510平メートルで、鉄筋コンクリート2階建て。プールも備えたしゃれた建物となります。
これまで、社会福祉センターといえばお年寄りや体の不自由な人の施設と考えられがちでしたが、東部社会福祉センターは、子供からお年寄り、健常者から体の不自由な人まで幅広い皆さんを対象に多くの機能を兼ね備えています。
広い敷地に多くの機能
1階はすこやか相談室、機能回復訓練室、音楽・映画室、いきがい創作室、陶芸窯場、茶室、会議室、和室、図書・こどもコーナー、事務室、売店、ロビーなどがあります。
すこやか相談室は保健婦や老人福祉相談員を定期的に派遣し、お年寄りや体の不自由な人の健康相談及び生活相談に応じます。
機能回復訓練室は一般の機能回復訓練、体力づくりの場としてトレーニング機器を備えた健康増進室と障害者専用の機能回復訓練室があります。
なお、障害者用の専用浴室も設けられます。
音楽・映画室は市民の生きがいと教養を高めるため防音設備を施した部屋で、定員は30人ぐらいです。地域のコーラス、器楽演奏、ミニ映画会などにぴったりです。
いきがい創作室は、工芸・陶芸など創作活動の場です。陶芸やレザークラフト、七宝焼などに利用できます。また、陶芸窯場も設置されます。
ロビー、図書・こどもコーナーは併設され、子供とお年寄りの三世代交流の場として活用を図ります。ゆとりのあるロビーは、作品展などの会場としても使用できます。
富士山を望みながら入浴
2階は大広間、浴室などがあります。
ステージ付きの大広間は敬老会や各種大会に十分対応できる180畳の広さがあります。定員は500人です。また、全体の3分の1は畳をはずし卓球、軽体操などができるミニ体育室にもなります。
大衆浴場に富士山のタイル絵はつきものですが、この浴室は本物の富士山を目の前に入浴できます。
本館南側には、25メートルの競泳用プール、児童用プールが設けられ、夏季に一般開放します。使用料は無料です。(他の施設も無料です)
駐車場は敷地内に22台、隣接地に数10台収容できます。
一部施設の利用は夜9時まで延長
以上のように、東部社会福祉センターは、従来の社会福祉センターの機能に加えて地域コミュニティーづくりの機能を持たせています。
そのため、使用時間は原則として午前9時から午後4時30分までですが、一部施設は夜間9時まで使用できます。
施設の管理、運営は既設の社会福祉センター同様に民間委託方式となります。