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【広報ふじ昭和62年】園芸コーナー

夏の涼を呼ぶ庭木 ナツツバキとヒメシャラ

 昨年、このコーナーで雑木林風の庭づくりを紹介したことがありましたが、今回は雑木類の中でも最近特に庭木として人気が高まってきたナツツバキとヒメシャラについて紹介します。
 両方ともツバキ科のナツツバキ属に属し、ツバキ科の仲間では珍しい落葉性の高木です。ヒメシャラは、ナツツバキに比べ葉も花も小型でかわいらしいため、ナツツバキの別名であるシャラ(沙羅)にヒメ(姫)がついたことがその名の由来です。どちらも7月に白一重のサザンカに似た可憐(かれん)な花をつけ、茶花(ちゃばな)として珍重されています。
 木肌はサルスベリのように滑らかで淡い赤褐色系のまだらな模様に趣があるため、床柱に利用されてきました。しかし、株立状にすらりと伸びた自然の樹形もすばらしく、細い幹や枝に薄緑色の葉が初夏の風になびく姿は見る者にさわやかな清涼感を与えてくれます。また、枝は横に張らないので場所をとらず、洋風の建物によく似合うことなども人気の高い理由でしょう。
 植える時期は、秋10月〜11月、または春先の3月が適期です。土壌が肥えた湿潤な場所を好みます。せん定は特に必要ありませんが、放置して枝が込み入ってくると花つきが悪くなるので、冬季か花後に枯れ枝や不用な内枝を間引いてやります。増殖は、実生か挿し木(ヒメシャラはやや難)によります。
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