明治末期の吉原本町通りの写真です。
江戸時代からの宿屋のご主人、佐野甫(はじめ)さん(79歳)は「私の祖父の代までは、宿場町として大層な繁盛だったそうだ。子供のころには、馬車鉄道があってね。ちょうど私の家の前に水だるが置いてあって、大宮(富士宮)行きの馬は必ずここで水を飲み、一息つけて出発したものだ。でも、昭和の初めに乗合自動車に取ってかわられてしまったよ」と話してくれました。
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( 写真説明 ) 今 吉原地区の商業の中心街現在の吉原本町通り
( 写真説明 ) 昔 中央に馬車鉄道の線路が見えます