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【広報ふじ昭和62年】健康コーナー

高山病

 高い山に登ると、頭痛や乗り物酔いのような症状を訴える人をしばしば見受けます。これが昔から山酔いなどといわれている高山病です。
 よく知られていることですが、平地から高い所に登るにつれ、気圧は低くなり気温も下がってきます。また気圧の低下に伴い、酸素も薄くなってきます。こうした環境の変化、殊に低酸素・低気圧が高山病の原因と考えられており、おおよそ2,000メートル以上の山ならいつでも起こりうると言われています。高山病の症状は、頭痛と不眠が圧倒的に多く、次いで食欲不振・吐き気・めまい・息苦しさ・尿量の減少などが見られます。幸い日本の山は、一番高い富士山でも3,776メートルですから、ほとんどの人は、水を十分に与え、一晩熟睡させるようにすれば大体回復しますが、時に肺炎に似た症状の高所肺水腫といった危険な状態に進むこともあります。この場合は一刻も早く下山させ、最寄りの病院へ運ぶことです。ヒマラヤのような高い山に登るときには、高所になれるために徐々に高度を上げてゆくのがよく、一日300メートルぐらいづつ登ってゆけば、ある程度の高さまで、高山病はほとんど起こらないと言われています。
 最近のように道路が発達し、登山口が高くなるとそれだけでも高山病が起こりやすくなります。夜行で着いて睡眠不足で登るなど、無理な日程の登山も同様です。日程、登山方法、体調などに十分気を配り、山登りを楽しんでください。 〈富士市医師会〉

レーダー通信

 風疹と水ボウソウが、依然として流行しています。また、初夏の定期便の「ヘルパンギーナ」も発生しています。これは口内炎と熱が2・3日続くこの季節に多いカゼです。
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