上和田 芦沢さん一家
豊かな趣味は豊かな人生を生み出します。一家でそれぞれ文化的な趣味を持つ、なごやかな家族が芦沢さん一家。今回は、夕食前の芦沢さん一家におじゃましました。
芦沢さんのお宅へおじゃますると、まず目につくのが、よく手入れされた庭。四季の花が植えられ、住んでいる人のやさしさが伝わってきます。園芸担当は世帯主の光義さん(69歳)と息子の本行さん(45歳)です。
玄関には光義さんのかいた立派な油絵。光義さんは昭和54年に田子浦小学校の校長を退職してから絵を独学で始め、現在は県展で入選するほどの実力です。ほかにも書道が師範級、詩もたしなむという多芸多才の持ち主です。
妻の富惠さん(65歳)は手先が器用で、和裁・洋裁なんでもこい。最近は大正琴に挑戦しています。
本行さんの妻逸子さん(41歳)は、華道一筋22年。「生け花は御飯より好き」と言うほどで、今は華道教授です。
富士高2年の雅厳(まさかね)君はハーモニカの名手。小学生のときから習っており、タンゴやシャンソンもハーモニカでお手の物。
また、吉原二中2年の歩(あゆみ)さんも幼稚園からピアノを続けています。
芦沢さん一家のルールは「互いに個性を尊重すること」(本行さん)。そんな思いやりが、文化活動を実のあるものにしているように思えました。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 前列左から富惠さん、光義さん、後列左から本行さん、雅巌さん、愛犬ロッキー、歩さん、逸子さん