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吉原祭りの会の皆さん

　吉原の祭りといえば「祇園祭り」。祭りが近づくと、うきうきして仕事も手につかないという面々が、祭りを通して吉原を元気にする会をつくりました。その名を「吉原祭りの会」。今回はこの会合におじゃましました。

　年々盛大になる祇園祭り。でも昔を知るきっすいの吉原っ子にとって、今の祭りはもう一つ物足りません。
　昔の祭りは青年が主導権を握っていました。祭りの1か月前には太鼓の練習や仕度を始め、当日は完全燃焼。終わった数日はボーとしてしまうほど力が入りました。
　そのころの青年が、今、壮年になり、いまだ中心となっています。
　「若者が少なくなった祇園祭り、このままでいいのか」と考えていた斉藤文公（よしあき）さん（昭和通り）が、「吉原祭りの会」を提唱したところ、あっという間に50人が集まりました。
　現在は月1回の会合をもち、魅力ある祭りについて話し合っています。
　ことしの祇園祭りは6月13・14日に行われますが、13日の夜には、時間を決めて山車（だし）のせり合いを計画しています。
　代表者となった斉藤さんは「私は祭りを通じて社会性を身に付け、吉原らしさを肌で感じ取ってきました。地元にいない大学生が、友達を連れて帰って来たくなるような祭りにできれば、吉原の活性化にもつながるはずです。」と語ってくれました。

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( 写真説明 ) 代表の斉藤さん（写真前列右から4番目）と吉原祭りの会の皆さん