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【広報ふじ昭和62年】市内の図書館グーンと充実

……新たに市立東図書館がオープン

 現代は、テレビ・ビデオ等の普及により、活字離れの時代といわれています。
 しかし、最近市内には、子供たちに本の読み聞かせをするグループや読書会に参加する人などもふえており、図書施設のいっそうの整備が望まれていました。特に市内東部地区には、図書館がなく、早急に整備する必要がありました。
 そこで、東部地区の住民に気軽に利用していただこうと市内で3番目に設置されたのが市立東図書館です。
 東図書館は、吉永公民館へ併設され、一般閲覧室、児童コーナー、雑誌、新聞コーナーが設けられ、貸し出し業務にコンピューターを導入するなど、利用者の利便がはかられています。

市内の図書施設

 市内には現在、市立中央図書館、西図書館、そして、この四月にオープンした東図書館の3つの図書館があります。
 そのほか、入山瀬交通公園に、D51型蒸気機関車と客車を利用したデゴイチ文庫、各地域やサークル、職場などをマイクロバスで訪れる自動車文庫があります。また、子供たちに本の読み聞かせなどをする私設文庫の活動も活発です。
 中央図書館は、昭和39年、市内今泉に開館、年間9万人以上が利用し、蔵書数は13万6,300冊です。
 西図書館は、市内で2番目の市立図書館として、昭和55年、市立富士第一小学校前に開館し、蔵書数は4万1,500冊です。
 そして、今度、新たにオープンした東図書館は、市内東部地区の住民に“より便利な読書環境を”とつくられたものです。
 これにより、市内には、東、中、西の3地区に図書館が設置され、市民の読書・学習の場が一段と整備されました。

児童図書を充実

 市立東図書館は、吉永公民館に併設され、床面積331平方メートル、蔵書数は、児童・一般書を合わせて9,700冊です。
 特に、子供たちによい本を提供しようと、児童向け図書の充実に力を入れ今後は、年間1万冊程度の図書を購入し昭和64年度末までに児童・一般書を合わせて蔵書数を3万冊にふやしていきます。

コンピューターを導入

 中央図書館、西図書館に次いでオープンした東図書館の大きな特徴は、本の貸し出し業務にコンピューターを導入したことです。
 コンピューターの導入によって今まで、図書館で本を借りるときには、貸し出し票に住所・氏名などを記入していましたが、東図書館では必要ありません。
 東図書館で交付する貸し出し券と借りたい本を出すだけで済み、待ち時間もずっと短縮されました。
 また、利用者が借りたい本が図書館にあるかどうか、貸し出された本の返却状況はどうか、などがすぐにわかるようになりました。
 将来は、中央図書館、西図書館にもコンピューターを導入。借りたい本がどの図書館にあるのかや、借りた本はどこの図書館でも返却できるシステムを考えていきます。

図書館利用の案内

 図書館は、図書(本)だけでなくいろいろな資料をそろえています。
 また、本を借りなくても閲覧室で読書や学習ができます。
◇貸出冊数……一人3冊まで、2週間以内に返却
◇開館…………午前9時から午後5時まで
◇休館日………火曜日、月末図書整理日、祝日、曝書期間(4月中の2週間)、年末年始

- 写真あり -
( 写真説明 ) 市内の図書館で初めてコンピューターを導入
( 写真説明 ) 児童向けの本をたくさんそろえました
添付ファイル
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