佐野繁利(さのしげとし)さん 宇東川3(46歳)
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「おはよう、ジャンケンポン。」
毎朝、原田小学校周辺では、子供たちの元気な声がこだまします。
じゃんけんの相手をするのは佐野さん。子供たちからは「佐野のおじさん」と呼ばれています。
PTAやサッカー少年団の活動を通じて「青少年の健全育成は子供と交流することから」と考えた佐野さんは、昭和57年、一人で街頭に立ち、朝の声かけ運動を始めました。
その後、活動に共鳴した有志で「BUM(バム)21」(Bring UP Mind 21世紀に向かって心を育てる)というグループを結成、現在はメンバーの加藤邦弘さんと鈴木敏昭さんの3人で街頭に立っています。
「子供のためになることは、みずから何でもやってみよう」というのが佐野さんの持論。原田地区の子供はあいさつができるようになったといわれ、努力が実を結んでいます。
2月には、静岡県積善会から表彰され、早朝じゃんけんにますます力が入ってきた佐野さんです。