広見 あすなろ作業所
西富士道路の広見出口東側に小さな作業所があります。ここは、心身障害者の小規模授産所「あすなろ作業所」といい、作業の一つとして和紙の「はがきづくり」に取り組んでいます。
「ヒノキにまでならなくても健常者と一緒に生活できるようになれば」との願いを込めて命名されたあすなろ作業所は、心身障害者が作業を通じて社会復帰訓練をしているミニ施設です。
作業は「あすなろ」ブランドのトイレットペーパー製造と手すき和紙のはがきづくりをしています。
手すき和紙は原料にリサイクルされた牛乳パックとミツマタを使い、市立博物館から技術指導を受けています。冬、冷たい紙原料をすく作業はつらいものですが、慣れた手つきで分担された作業をこなしています。
あすなろ作業所の特徴は、地域に溶け込んでいることがあげられます。
地域のボランティアは自分のできる時間に、できることを気軽に手伝っています。
それにより、あすなろ作業所が助かるのはもちろんですが、障害者に対する理解もより一層深まっています。
指導員の遠藤さんは、「多くの人と接することで、障害者が明るくなりました。和紙はがきの品質向上が課題です」と語っていました。
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( 写真説明 ) 地域のボランティアとあすなろ作業所の皆さん