部長 小笠原友紀
「一本上げろー。トスー!」そう言って、6人の目が必死になって一つのボールを追っています。床に飛び散る汗、体育館に響く先生の声、夕日で染まった窓ガラス。
私たち吉原第三中学校女子バレー部は、今年度秋以来、東部大会優勝、市内新人戦優勝、地区新人戦準優勝、県選抜強化チームという成績をおさめてきました。
しかし、私たちには大きな欠点があります。それは、チームプレーに大切な、声が出ないということです。全日本や高校生を見ていると、バレーボールを本当に、心から、真剣に、精いっぱいやっています。そんな態度やかけ声を聞いていると、私たちとの違いに驚かされます。声をかけ合って、お互いのミスをなくしているのです。私たちもこのようなチームを目指しているのですが、プレーに必死になってしまい、一番大切な、声をかけてチームワークをとることを忘れてしまいます。私は今まで先生に何度も注意され、だんだん、大きな声を出してチームワークをとるということが、わかり始めてきました。でも、私だけわかっていても、みんなにそれが伝わらなければ、今以上に強くはなれないと思います。みんなとともに一日でも早く、大声を出して精いっぱい、はつらつとプレーするバレーボールができるように、呼びかけていきたいと思います。
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