神戸1 渡辺さん一家
おいしい牛乳を食卓に届けてくれるのは、酪農家の皆さん。今回は、神戸地区でただ一軒酪農を営んでいる渡辺さん一家におじゃましました。
牛舎に入ると「モォーモォー」と元気のよい鳴き声が聞こえます。
渡辺定男さんは牛を飼って35年。昭和27年に地域の20数軒と一緒に乳牛を飼い始めましたが、今は神戸地区でただ1軒となってしまいました。(ちなみに市内でも12軒しかありません)
酪農家の大変なのは、朝が早いこと。365日毎朝5時半には搾乳を始めます。午前中は飼料をやったり、清掃をしたり、休む間もなく、午後3時にはもう一度搾乳をします。牛は現在20頭で、一日平均270キロログラムの牛乳を出荷しています。
定男さんは消防団の第二方面隊長も務め、家をあけねばならない日もあり、家族のチームワークは欠かせません。
牛も人間同様、荒っぽい牛からおとなしい牛までいろいろで、飼い主の顔はみんな覚えているとのこと。渡辺さんちの3人のチビッ子(美枝子さん・京子さん・貴広君)たちも牛が大好きです。
長男の廣行さんは、「お産のときは感動的で楽しみです。今は生産調整があって、いっぱい搾っても出荷できないのがちょっと寂しいですね。」と語ってくれました。
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( 写真説明 ) 写真左から京子さん、光江さん、喜恵子さん、美枝子さん、廣行さん、貴広さん、定男さん、そしてモォー子さん