危険な道路横断を解消
「市役所に用事があり、吉原方面からバスで庁舎前まで行くと、道路の反対側で下車することになります。
そして、庁舎の東側か西側の横断歩道を通って行くことが交通ルールですが、お年寄りや足が少し不自由な人などは横断歩道まで行くのがなかなか大変のようです。
なかには横断歩道まで行かずに道路を渡ってしまう人もあり危険です。
安心して横断できるよう考えてください。」
このような市民の声が数多くあり、市としても市民のみなさんが来やすい市役所にするため、昭和62年3月中の完成を目指して、事業費1億3,000万円をかけて横断歩道橋設置の工事を進めています。
周辺環境にあったデザインに
横断歩道橋は、完成予想図のとおり、道路の南側と庁舎の2階を結び、市民ホールへ直接はいれるようになります。
南側から庁舎までの歩道橋の長さは66.3メートル、高さは車道上で4.7メートル、歩道幅2メートルの鋼鉄製です。
デザインや色彩は、周辺環境にあったデザインを基本に、上から見ても下から見ても地味ながら、スマートに見えるように考えました。
橋脚や高欄、階段部分も工夫をし、歩く所はすべり止めをしたタイル張りにします。
橋上を照らす照明灯は3箇所に設置し、ガス灯形式のデザインを取り入れ、文化の薫りづけを試みました。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 横断歩橋完成予想図
( 図表説明 ) 橋上はタイル張りで