富士市に多い肝硬変・肝臓がん
富士市の肝硬変等による死亡率は、人口10万人に対して、国、県の14人に比べると、24.5人と大きく上回っています。
肝臓がん死も全国を100とした場合、男性124と異常に高くなっています。(昭和57年)
病気にならないためには、早期発見、早期治療が大切です。
肝臓病の予防には
1. B型肝炎ウイルスは血液から感染します。カミソリ、歯ブラシなどの共用はさけましょう。
1. お酒を飲み過ぎないようにしましょう。
1. 薬の乱用はやめましょう。
1. バランスのとれた食生活に心がけ、特にたんばく質やビタミン・ミネラルが不足しないようにしましょう。
1. 疲れをためないことが大切です。肉体的にも精神的にも過労は禁物です。
1. 自覚症状がなくても年に1回の血液検査で早期発見を!
肝臓機能検査が無料で受けられます
肝臓病は、10年から20年の間に肝炎→肝硬変→肝臓がんと移行する場合があります。自覚症状がでにくいので年に1回は検査を受け早期発見に心がけましょう。
今年から一般診査の中で肝臓機能検査が無料で受けられます。
各病院に申し込んでください。
肝臓機能検査GOT・GPTについて
肝臓の中には非常にたくさんの酵素があり、GOT・GPTは一般にトランスアミナーゼと称しています。
ウイルス感染等により肝臓が障害をおこすと、肝細胞がやられてつぶれます。すると肝細胞の中にあったトランスアミラーゼが、血液の中にあふれ出るわけです。
そのふえ方で、肝臓の障害がどの程度かということを判断するわけです。
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( 図表説明 ) 慢性肝疾患及び肝硬変死亡率(人口10万人対比)