【広報ふじ昭和61年】21世紀を展望した複合施設 保健婦人センターの基本計画まとまる
昭和62年着工 昭和63年完成予定
市民だれもが、いつでも、気軽に健康相談や健康教育・健康診査等を受けられ、婦人活動や消費者運動、ボランティア活動の拠点となる施設。保健婦人センターは、健康で安全な市民生活と、明るくふれあいのあるまちづくりを進めるための施設です。センターの建設場所は、市内本市場の県総合庁舎跡地で、昭和63年完成を予定しています。今回、保健婦人センターの基本計画がまとまりましたので、その概要を紹介します。
五つの部門施設
保健婦人センターは、婦人を中心とする自主的活動の拠点として、相乗効果が図られるよう、複合的な施設とします。また、保健行政と消費者行政の部門を担当する行政機関をセンター内に配置し、行政と婦人の自主的な諸活動の連携を強めます。
このため、保健婦人センター内に次の部門施設を置きます。
保健センター
到来する21世紀の高齢化社会の中で、市民一人一人が健康を維持・増進していくためには、単に病気の早期発見・早期治療にとどまらず、乳幼児から老人までのすべての人を対象とした健康づくり活動を推進していくことが大切です。このため、健康づくりに関する必要な知識や情報を市民に提供し、健康相談・健康教育・健康診査・機能回復訓練などの保健事業や予防接種などの普及促進、食生活改善や体力づくり、あるいは保健学習など、市民みずからの健康づくりの実践活動を進める施設とします。
婦人センター
婦人の社会活動への参加や学習活動は、年々、活発になっています。婦人のもつ生活に根ざした発言や行動を地域に、また広く市政に反映させることも必要です。富士市の婦人活動は、婦人会を初めとする各団体が婦人問題や生活課題についての学習、文化・ボランティア活動などへの参加を活発に行っています。
このため、婦人センターは、婦人の社会的、文化的活動の拠点とします。
消費生活センター
これからの消費者行政は、苦情や相談の対応ばかりでなく、消費者に適切な情報の提供や消費者教育を行う必要があります。
このため、消費生活センターは、消費者団体の活性化、生活と権利を守る活動の拠点施設とします。
ボランティアセンター
物の豊かさから心の豊かさへ、また、施設福祉から在宅福祉へと、福祉施策は大きく転換しています。すぐ手の届く近隣の助け合いが、これからの社会には、より強く求められます。地域福祉を確立するためには、地域の人々の深い理解と支援が必要です。地域におけるボランティア活動とボランティア団体、グループ、サークルなどとのネットワークづくりが重要な課題となります。現在、ボランティアセンター「ほのぼの広場」が活動の拠点となっていますが、より多くの市民のなかにボランティア活動の輪を広げるために、各市民団体、特に婦人団体との交流を容易にすることのできる施設を、新たにボランティアセンターとして整備します。
社会福祉協議会
社会福祉協議会は、民間福祉活動を推進する団体であり、行政との協働活動を進める役割も担いながら、ボランティア活動を初め、社会福祉活動の推進母体としての機能を果たしています。
現在、市庁舎内にある社会福祉協議会事務所を移行し、社会福祉活動の拠点とします。
保健婦人センターに期待します
厚原東1 田村百合子さん (健康づくり推進員)
- 写真あり -
健康づくり推進員を昭和57年からやっていますが、保健婦さんや栄養士さんのように、質問に十分お答えできないときがあります。保健婦人センターなら気軽るに行きやすいので、勉強に行きたいと思います。
南町 大橋千代さん (婦人会)
- 写真あり -
「婦人会館を建設しよう」というのは、婦人会の長年の夢でした。私も婦人会の役員の一人ですが、保健婦人センターは、将来、婦人にとって重要な施設になると思います。完成したときの感激を今から期待しています。
- 図表あり -
- 写真あり -
( 写真説明 ) 保健婦人センター完成予想図
( 写真説明 ) 健康増進ホールでは、体力測定や健康体操ができます
( 写真説明 ) 商品テスト室では、簡単な食品テストもできます
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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