【広報ふじ昭和61年】みんなの命 救急医療が守ります
救急医療に正しい理解と認識を
夜中に急病人が出た!日曜日に大けがをして救急車を頼んだ………こんな経験をした人は多いと思います。
市と医師会は、このような急病人に対して救急医療体制をしき、その対応に当たっています。また、この4月からは、内科・小児科については一次救急体制が一元化され、すべて伝法にある救急医療センターで行っています。
そこで市と医師会は、市民に救急医療に対する正しい知識と理解を深めてもらい、あわせて救急車の適正な利用法を図ることをねらいに、一日救急隊を市政モニターの皆さんに体験していただきました。
救急医療体制は…
本市の救急医療体制は、一次救急と二次救急に分けられています。
一次救急とは、入院措置を必要としない場合をいい、二次救急とは入院措置を必要とする場合のことをいいます。
内科・小児科の一次救急は、今までの輪番制を廃止し、ことしの4月からすべて救急医療センターで行っています。
これにより当番医がわからないまた、当番医がわかっても場所がわからないなどの問題点が解消されました。外科・産婦人科の一次救急については従来どおり開業医の輪番制をとっていますが、今後よりよい方法を検討していきます。
救急車の出動状況
市内には、救急隊が中央消防署と西消防署の2か所に配置されています。また、10月からは東部地区の救急体制を強化するため、吉永分署に新規に救急隊が配置されます。市内では昨年一年間に3,364件の救急車による出動がありました。一日平均にすると9.2件にもなります。
救急患者件数を事故別内容で見ると、急病が1,462件、交通事故が963件、一般負傷が296件の順となっています。
救急車の正しい利用を
救急車の利用は、火災や地震、交通事故などによって生死にかかわるような場合。ガス中毒やけがなどで生じた事故または、急病等で、ほかに適当な搬送手段がない場合に限る−とされています。
救急車を安易にマイカーやタクシーがわりに使うことは絶対にやめましよう。
救急車を頼むときは次のことに注意してください。
・局番なしの119番へ。
・つながったら「救急です」と言って住所、氏名、目標物、事故や急病の内容をはっきり伝える。
・救急車のサイレンが聞こえたら案内人を出す。
救急業務は、救急隊、病院、医師を初めとする関係者の連携によって成り立っています。救急車の正しい利用をお願いします。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 市内の救急医療体系図
( 図表説明 ) 地図
平日夜間及び休日当直医の問い合わせは 電話番号 51-9999
- 図表あり -
( 図表説明 ) 最近5年間の救急車出動状況
( 図表説明 ) 最近3年間の事故別出動状況
一日救急隊員を体験して
・医療センターの場所がわかりにくいし道も狭いので案内板などをふやしたら……と思う。
・正しい救急医療の利用方法が少し理解できた。
・ふだんから救急に対する認識を持つことが必要で、また、応急措置の訓練も必要だと思う。
・救急医療体制の市民へのPRが不足しているのでは……。
・救急医療体制、設備が整っているので安心した。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 消防長から委嘱状を交付されたあと一日救急隊の説明を聞く
( 写真説明 ) 緊急通報を受ける消防本部の通信室を見学
( 写真説明 ) 救急操法の見学と人工呼吸の体験学習
( 写真説明 ) 救急車に実際乗り込んでみる一日救急隊員
( 写真説明 ) 中央病院で救急医療の説明を受ける
( 写真説明 ) 救急医療についての懇談会
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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