夏の室内を演出するシダにはいろいろな品種があり、葉の形やその緑の色合いに微妙な違いがありますが、いずれも蒸し暑い夏に冷涼さをかもし出してくれる植物として欠かせないものです。
【購入のポイント】
グリ−ンショップなどでシダを購入するときは、次の点に注意して選びましょう。
1.葉色がよく、葉がよくしげっているもの。
2.葉が伸び過ぎていなく、がっちり締まっているもの。
3.根のしっかりしたもので、病虫害に侵されていないもの。
【栽培のポイント】
光線 シダは半日陰を好む種類が多いので室内での栽培に適した植物ですが、ほとんど光の当たらないところに置くと葉が間伸びして乱れてしまいます。
そこで、春から秋にかけてはレースのカーテン越しに、冬は窓越しの光線に当てます。
水やり シダは、水切れさせると葉が黒ずんでしまいます。春から秋までは鉢の土だけでなく株全体にジョロなどで水をやります。特に真夏には1日2回くらいやってもよいでしょう。冬は、低温のためほとんど生育しないので、控え目に1週間に1回くらい、暖かい日の午前中に行います。
ただし、鉢受け皿に水をためっぱなしにすると、根腐れの原因になりますので注意しましょう。
肥料
シダの自生地は腐葉土の蓄積された肥沃な土壌です。そこで、シダには油かすなどの窒素肥料が主体のものを用いますが、薄い液肥を10日に1度くらい与えることも効果があります。
この夏は、照りつける日差しを逃れて、シダの涼感を味わってみてはいかがでしょうか。