海野郁夫(うんのいくお)さん 平垣(46歳)
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7月13日から、夏の高校野球地方大会予選が始まります。大会期間中、炎天下で、選手同様体力と集中力を要するのが審判員の皆さん。海野さんは、富士球場の審判主任として、この期間、商売そっちのけで球児たちの黒子をつとめます。
学生時代は、野球、テニス、ラグビーなどをこなしたスポーツマン。準硬式野球では、自分が代表をしていた「スパローズ」で国体4位になったこともあります。
審判を始めたのは昭和38年ごろで、現在、富士の地区長もつとめています。
「審判は現役に未練があるとできません。日曜日はつぶれることが多く、会社勤めの人は休暇を取ることもあります。結局は自分が好きでやっているわけですが家庭と職場の理解は欠かせませんね」と試合中の厳しい顔とはうって変わった笑いを見せる。
「選手があいさつしてくれるのが一番うれしい」という海野さんに、忙しい夏がまたやってきます。