【広報ふじ昭和61年】まちかどネットワーク 我がまちを語る
住民相互の連携を深めあいさつで始まるきれいなまち 田子浦
◆人口 1万3,901人
◆世帯数 4,006世帯(61年4月1日現在)
◆面積 5.76平方キロメートル
- 図表あり -
田子浦地区は、田子の浦港西側に広がる海浜地区です。昔は富士川の河原で、ところどころの微高地に集落があったのと(現在の島という地名に残る)海浜の小高い丘に集落が点在していたにすぎませんでした。万葉の昔から親しまれている富士山を背に松原が続く、風光明媚なこの地は、今も本市の海浜地域として市民の憩の場となっています。
しかし、昭和36年の田子の浦港の開港、高波被害に備えるための堤防の築堤、砂浜流出どめのテトラポットの敷設等、浜辺の様子は大きく変わり、昔の面影を見い出すことはできません。
田子浦地区は、昔ながらの集落柳島地域を中心に、浜通りの住宅密集地とともに、田園地帯として発展してきました。しかし、国道1号バイパスの開通を初めとする交通網の発達により、最近は、産業の後背地としてベッドタウン化が進み、さらに、新幹線駅の開駅を控え、大きな変貌が見込まれる地区です。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 新しい富士の玄関口は田子浦地区の玄関ともなります(急ピッチで進む新幹線駅工事)
口は悪いがお人よし
渡辺高章さん 小須(50歳)
- 写真あり -
田子浦地区は、旭化成の進出と田子の浦港の開港により、地区の様相が一変しました。時代の流れもあったでしょうが、農業中心からサラリーマン世帯層がふえ、都市化現象が進んできました。
同時に、田子浦地区独特の風習も薄らいできたのは、ちょっと寂しい気がします。しかし、昔ながらの田子浦人気質といわれる“竹を割ったような性格”“口は悪いがお人よし”の精神はまだまだ健在です。この地区は、県外出身者が多いのですが、この人たちも地域の人と解け合い、よい意味で田子浦の風土になじんできています。
新幹線富士駅の開駅を控え、富士の新しい玄関口として、田子浦地区の発展は大いに期待できます。
今後は、新幹線をどう活用して地区の発展に結びつけるかが、課題です。
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