(部長 土屋晴子)
- 写真あり -
私たち吉原商業高校弓道部は、富士市内では我が校だけという、貴重な部です。昭和59年に同好会として結成されたのですが、昨年、部に昇格しました。昨年の秋季大会では、団体戦で東部2位となり、初の県大会出場を果たしました。また、今年2月の高校ジュニア東部大会では個人優勝もしています。
現在の部員数は、3年生6名、2年生6名、1年生8名の計20名と、他校の弓道部に比べ少人数ですが「正射必中」を合い言葉に頑張っています。
弓を始めて最初のうちは、果たして自分に弓が引けるのか、あの小さな的に矢が当たるのだろうかと思っていましたが、最近ではほとんど持った矢の半分は的中するようになってきています。弓道を始めたきっかけは、ほんのささいな動機からで、弓道着を着てみたかったからです。また、「礼に始まり、礼に終わる」といった日本古来の「武道」に対するあこがれもあったかもしれません。実際、やってみるとなかなかうまくいかず、頭をかしげる毎日が続きました。弓道は他のスポーツと異なり、敵というものが本来いません。結局、自己との闘いが毎日続くのです。
これからインターハイ予選、国体予選と大会が続きますが、これらを勝ち抜いて、県大会、全国大会へと夢を大きく膨らませています。この大会の後は2年生へバトンタッチしますが、富士市唯一の弓道部をさらに立派に発展させていってくれることを期待しています。