【広報ふじ昭和61年】60年国勢調査結果の概要
子供が減少・大人は増加
市民のみなさんのご協力で、昨年10月1日現在で実施した国勢調査結果の概要が集計されましたのでお知らせします。
集計作業は、調査票を総務庁統計局で磁気テープに収録したものを市のコンピューターで集計しました。
なお、この結果概要は、先に国・県が公表した「要計表による人口」と多少異なりますし、後日、国が公表する確定数値と相違することがあります。
市の人口21万4,448人
富士市の人口は、大正9年の第1回国勢調査では、6万2,947人(男、3万1,574人、女、3万1,373人)でしたが、第14回目の昭和60年国勢調査では、3.4倍の21万4,448人(男、10万6,268人、女、10万8,180人)になりました。
前回55年の調査と比較すると、人口は、8,697人、4.2パーセントの増で、前回の増加率3.3パーセントより少しふえて、人口密度は、996人になりました。
年齢別人口では、0歳から14歳までが3,215人(6.1パーセント)減少し、15歳から64歳までは8,869人(6.4パーセント)の増加で、老齢人口の65歳以上は、3,045人(20.9パーセント)の増加となり、全体の構成割合も8.2パーセントになりました。
第一次産業相変わらず減少
産業別人口は、第一次産業が4,925人(構成比4.6パーセント)、第二次産業5万3,501人(構成比49.9パーセント)、第三次産業4万8,790人(構成比45.5パーセント)でした。
前回調査との比較では、第一次産業が9パーセントの減と相変わらず減少し、構成割合も5パーセントを割り、4.6パーセントでした。
第二次産業は、6.1パーセントの増加で、前回調査の2.3パーセントを大幅に上回ったが、構成割合は49.9パーセントと5割を割ってしまいました。
第三次産業は、増加率9.3パーセントで50年調査から増加率は毎回少なくなっていますが、構成割合は45.5パーセントになり、第二次産業との差が縮まってきました。
労働力人口は、11万584人で、前回調査に比べ、7,896人(7.7パーセント)増加しました。
このうち男が3,727人、女が4,169人と女が男を上回っています。
市外ヘ1万6,179人が通う
通勤、通学で市外へ通っている人口は、全体で1万6,179人。このうち、通勤者は1万2,056人、通学者は4,123人でした。
行き先では沼津市が5,268人と最も多く、次いで富士宮市4,634人、静岡市1,505人の順でした。
前回調査との比較では、高校の新設に伴い、富士宮市への通学者が1,511人と2倍になったのが、特に目立ちました。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 富士市の人口
添付ファイル
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