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【広報ふじ昭和61年】健康コーナー

突発性発疹

 小児科の外来に若い母親が、生後6か月前後の乳児を連れて心配そうな顔をして来院する。
 医師 「どうしましたか?」
 若い母親 「昨夜から熱が高いのですが…」
診察すると、乳児は割と機嫌よく、顔色は熱のためかやや紅潮しているが特に目立った変化はない。こんなとき、医師は、“突発性発疹”という乳児に特有の病気を念頭において若い母親に説明し、不安をやわらげて帰宅させることがよくあります。
 突発性発疹という病気は、主として生後1年以内の乳児がかかり、3、4日間高い熱が続き、急に熱が下がると同時に全身にハシカのような発疹が出て、1〜3日間位で消えてゆく急性の伝染性の病気です。原因は、ある種のウイルスであろうと言われていますが、まだ、はっきりしていません。診断の一つの目安として、生まれて初めての発熱である場合が多く、熱の割合にはその原因と思われる点が少なく、抗生剤が無効です。時に、発熱第1日から3日位の間に、永山(ながやま)斑と言われる発疹が口内粘膜にできることもあります。
 この病気は特に重い合併症もなく、経過はよいとされていますが、嘔吐(おうと)や下痢などの胃腸症状や、熱性ケイレンを伴うこともありますので、その予防には気をつける必要があります。そのためには専門医の受診をおすすめします。  〈富士市医師会〉

レーダー通信

 眼や鼻がかゆかったり、つまったり。ことしは花粉によるアレルギー反応が激しいようです。しかし、花粉症かと思っていたら風邪による炎症であったなどの場合もあります。治すためには正確な対応が必要です。
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