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【広報ふじ昭和61年】夢の新幹線新駅を描く

市民代表が意見発表

 昨年8月建設が始まった新幹線新駅は、昭和63年3月の開業を目指して着々と工事が進んでいます。
 新駅設置は、21世紀のまちづくりのためにぜひ必要と、市民を初め、周辺地域のみなさんが協力して実現しました。それだけに駅舎のデザインについては、世界一の富士山と駅周辺の景観との調和を考慮に入れた中で、市民代表27人を含んだ新幹線富士駅駅舎デザイン検討懇話会(川口清俊座長)を発足させて、フリーな立場で駅舎のイメージを描いて発言していただきました。
 今回は、懇話会で出された意見のあらましをお知らせいたします。



市民駅の実現に努力

 新幹線新駅のデザインについては、画一的な箱型のコンクリートの建物でなく、富士市にあった個性ある駅舎にしたいという市民の声が多く聞かれ、関心の高さがうかがわれます。
 市は、これらの声を反映するため、市民代表、学識経験者である助言者、それに、市当局や議会代表をオブザーバーに入れ、新幹線富士駅駅舎デザイン検討懇話会を5回にわたって開いてきました。
 懇話会で提言された意見については、市がある程度整理したあと、国鉄の駅舎建設関係者と話し合い、意見をどれだけ盛り込んでもらえるか、国鉄に要望し、具体的に駅舎設計の中に組み入れ反映していきたいと考えています。



美しい富士山を多くの人に

 「駅というのは、旅行者の利便性、市民の利便性、地域性といった3つの要素のどれが欠けてもよい駅とはいえない」、という助言者のアドバイス等を考慮に入れて駅舎の外観、コンコース、旅客サービス施設等、駅舎の細かいところまで意見が出されました。
 まず、駅舎のメーンテーマと全体のイメージとして提言されたことは、新幹線こだま号がホームにすべり込んでくると旅行客、ビジネス客が富士市に来たんだと感ずる駅。日本一の山、富士山が見える駅。駿河湾、豊富な地下水をイメージして「富士山と水と海」をテーマに自然を主体としたものや、竹取物語や山部赤人等といった伝統と文化も取り入れたいといういろいろな意見がでました。
 また、市民の駅として、新幹線利用客だけのためでなく、市民が駅へ行って十分楽しめ、また行ってみたくなるような駅にしたいという意見もありました。



駅舎の外観は

・駅舎の都市側施設は2階建てに、国鉄管理施設の屋上に庭園を造ってそこではコンサート等、いろいろな行事ができたり市民も気軽に利用できる駅にしたい。
・駅舎の正面は、駅前広場との調和を考えた建物にし、そのまま絵になる建築様式を取り入れる。
・外装に特徴を持たせ、富士にマッチしたものとして、例えば広見公園の眺峰館のように文化の薫りがするものに。
・駅北口には、富士山を全面に表わしたイメージの強いもの、南口については、北口と調和のとれた駅舎外観を考えてほしい。
・時代の変化に柔軟に対応できるような構造を考え、将来増、改築できる基礎工事を配慮しておくことがよい。



駅舎の内部は斬新なイメージを

・遊びの心としてかぐや姫等、富士市の文化、歴史を形どったものや木、竹をふんだんに使い心のやすらぎを表わし、ソフト面に力を入れたい。
・ガラス窓は大きくして、富士山を見れるようにしたい。また、駅舎の外側からも富士山を写し出せる窓があるとよい。
・コンコースを吹き抜け天井にして玄関入口にゆとりをもたせたい。また、ポスター等、宣伝広告は1か所にまとめ整然とさせたい。
・通路の一部分に木レンガを使うなど、あたたかみのあるものにしてほしい。
・壁面に斬新なデザインを施す。例えば光ファイバーによる影と光、著名作家による彫刻や絵画、陶芸品等をはめ込んだらどうか。



都市側施設には物産展示場などを

・富士市の特産品である紙とその製品や車、薬品、家電製品等、工業都市にふさわしい製品の展示場がほしい。また、駅周辺地域の物産展示、即売もできるスペースがほしい。
・駅舎で商談できるような特別サロンがあればよい。
・簡単なビジネスができるように岳南地区のあらゆる情報を集め、利用者に情報の提供ができるような施設も備えたらどうか。
・喫茶室、軽食堂がほしい。
・富士ヒノキを利用した展望茶室を造り、やぶ北茶のサービスをしてみたらどうか。
・その他市民の催し物ができる大きなホールを造ったらどうか。



駅前広場などはシンプルに

・駅前広場は南側、北側とも緑、水をシンボルとしてシンプルに統一したい。
・南に駿河湾、北に富士山があるので南口広場を海のゾーン、北口広場を山のゾーンとして考えたい。
・駅広場に溶岩と水を使い、富士山と滝を造り、くすの木やバラ園も配置して市民の憩いの場となるようにしたい。またシンボル的モニュメントも造りたい。
・ベンチなどについても形にとらわれることなく噴水などの周りで気軽に座れるのがよい。
・公衆電話ボックス、ごみ箱などについても一つひとつに富士市の個性を考えてデザインするとよい。
・富士山の眺望を壊さないよう駅舎北側の都市計画について十分配慮する必要があるのではないか。
・駐車場については、駅周辺に計画し、民間駐車場の活用を十分検討してほしい。

- 図表あり -
- 写真あり -
( 写真説明 ) 着々と工事が進む新幹線新駅工事現場
添付ファイル
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