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【広報ふじ昭和61年】ふるさとの昔話

かっぱの恩がえし

 吉原3丁目の唯称寺(ゆいしょうじ)には、三代目の住職がかっぱを助けたときにもらった茶つぼがあります。
 今回は、その茶つぼにまつわるお話です。


かっぱを助けた和尚さん

 昔、唯称寺が中吉原宿(依田橋の西)にあったころのことでした。
 ある晩、和尚さんの枕もとに一人の白いひげのおじいさんが現れました。
 おじいさんは「私は和田川の川下の三股に住んているかっぱです。先日の洪水で河合橋の近くにある私のすみかに馬鍬(まぐわ)(農具の一種)が引っかかり、子供たちが出入りできません。どうぞ馬鍬を取ってください。」と言って帰りました。
 翌朝、和尚さんは小僧を連れて河合橋まて行ってみました。すると、かっぱの言った通り、和田川の土手の下の方に馬鍬が引っかかっています。
 和尚さんは、「これだな」と思いながら、小僧と二人で苦労して取り除きました。
 その晩、夢の中にかっぱが現れて、「和尚さんありがとうございました。これは私が川底で拾った茶つぼです。ほんのお礼のしるしです。そして、これから唯称寺が火難や水難にあれないようにしましょう。」と言いました。
 朝になって和尚さんが玄関に出てみると、茶つぼと魚が置いてありました。このあと、唯称寺は一度も火事にあったことがないそうです。


火事に遭わないよ

 唯称寺には、茶つぼと馬鍬が今も伝わっています。住職の沢崎白雅さん(61歳)は、「カッパの恩がえしかどうか知らないが、何度かあった吉原の大火をのがれています。」と語ってくれました。
*茶つぼと馬鍬は一般公開していません。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 唯称寺に伝わる茶つぼ
( 写真説明 ) 馬鍬を手にする沢崎さん
添付ファイル
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