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【広報ふじ昭和61年】まちかどネットワーク 我がまちを語る

自然と史跡に恵まれたうるおいのあるまち 岩松

▲人口 1万5,353人
▲世帯数 4,250世帯(昭和61年1月1日現在)
▲面積 6.51平方キロメートル

 岩松地区は、岩本山台地と富士川の東岸に広がる地区で、今から800年ほど前に創建された岩本山実相寺の門前町とし発足しました。江戸時代の初期、古郡孫太夫父子三代にわたる治水事業「かりがね堤」の完成は、富士川流域の新田開墾を進め、洪水から完全に新田を守ることに成功しました。
 昔は、旧東海道の沿線として、また富士川の渡船場として旅人の往来の多い地域でもありました。
 現在は、次々と住宅が建ち並び新しい住宅地を形成しつつありますが、富士川河原の果樹園、岩本山台地東側の茶畑、そ菜畑など農業地域を残している地区でもあります。
 また、かりがね堤から西の富士川河原、岩本山の樹林地帯など自然景観もすばらしく、市民のレクリェーションの場ともなっており、文化財も数多く残されている地域です。今後、文化財の保護や自然との調和を保ちながら、文教地区として健康で快適なまちづくりを目指します。

信仰深さと素朴さ

佐野隆夫さん 岩本上町 64歳
- 写真あり -

 「お茶とみかんのあるところへ住みたい」とかねがね思っていた私は、今から35年ほど前、富士宮から現在の居住地(岩本上町)へ移ってきました。
 このあたりの町並みは、当時と比べてもほとんど変わっていません。それだけ土着の人たちが多いまちだと言えます。
 実相寺の門前町として発展してきたなごりか、近所にはやどやの○○さん、とうふやの○○さんなどいまだに屋号で呼ぶ家も多く、門前町としてにぎわった当時がしのばれます。また、昔ほどではありませんが実相寺を初め、天神さん水神さん、稲荷さんなど昔ながらのお祭りもにぎわいを見せます。
 このように神社、仏閣を大切にしてきた土地柄か、岩松人は信仰深く素朴な人だと言えます。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 岩松地区の歴史は実相寺とともに
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