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【広報ふじ昭和61年】ふるさとの昔話

本市場(もといちば)のかさ守稲荷(もりいなり)さん

 本市場の法源寺(ほうげんじ)の東側に、「かさ守稲荷さん」と呼ばれる神社があります。皮膚(ひふ)病やいぼができて困っている人がお祈りし、白い石を借りて病気の部分をなでると治るといわれます。今でも白い石は借りることができ、借りた人は倍にしてお返ししています。


熱を吸い取る白い石

 今から300年ほど前のことでした。一人の旅の武士が米之宮浅間神社で大変な熱とはれものの痛みに倒れていました。
 近所の人たちは手厚く看護(かんご)しましたが、病気は重くなるばかりでした。
 ある日、武士は村人に「私は数か月前からこの病気にとりつかれ、江戸のかさ守稲荷におすがりしたいと念じて西国からここまでやって来た。昨夜、夢の中に女神が現れて『かさ守稲荷に一心に祈り、白い石を敷きつめた上で寝起きすれば熱は石が吸い取って全快するであうう』とお告げがあった。」と言いました。
 村の人々は早速(さっそく)たくさんの白い石を拾い集め、武士を寝かせました。すると病いは日一日とよくなり、武士は数日後、江戸へ旅立ちました。
 何日か後、江戸のかさ守稲荷からご神体をわけてもらい、立ち寄った武士は、村人にほこらを建てて祭ってくれるように言い残して西国へ帰っていきました。


おかげで長生き

 近くに住む高田茂さん(84歳)は「悪いところへかさ守稲荷さんの白い石をあてると治ると聞いてるよ。
 ワシも小さいころよくお世話になったもんだ。おかげで長生きしているよ。」と語ってくれました。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 今でも白い石を借りる人がいます
( 写真説明 ) 高田さん
添付ファイル
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