文・井原祐樹(3年)
郷土研究は決して華やかなものではなく、地味で忍耐強さを要求される研究活動であります。ただ、5月の富嶽祭(学校祭)と秋の東部高等学校郷土研究連盟の研究発表大会が私たちの晴舞台となります。とりわけ秋の研究発表大会へは、1年間のすべての活動エネルギーを集中して頑張ります。本年度は11月10日、沼津市立高校で実施され、私たちは「富士地区の工業化と製紙業の現況」というテーマで臨みました。顧問の植松先生の指導をいただき、部長の荻原健二君をはじめ坂本、島本、斉藤(以上富士中〉知念(田子浦中)の2年生諸君を中心に、1年生諸君が協力して、図表、スライドを使用して、その研究内容、発表態度を競った結果、最優秀校に選ばれました。昨年の「加嶋開発と富士川の治水」についで5年連続のチャンピオンの地位を維持しました。
5月からの市役所工業課、市内製紙工場、県立中央図書館での調査活動、資料作製、と多忙で苦しい日々でした。“郷土に対して一層の理解と愛着を深めること”をモットーにして、荻原部長のリーダーシップと明快な話術、部員のチームワークが成果につながったと考えます。
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