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【広報ふじ昭和61年】新学期を控えて

子供の交通事故防止

家庭でしつけよう

 新入学(園)まで、あとわずかです。
 いつでも、どこでもお子さんが安全に行動できるようにするためには、日常生活の中での、日ごろの家庭でのしつけが大切です。
 子供を交通事故から守るために、知ってもらいたいこと、ぜひお子さんに教えてもらいたいことをまとめてみました。

具体的な教え方を

●実際の体験を通して教えることが大切です。
 通学、通園時間に合わせて、お子さんと一緒に通学(園)路を何回か歩いて、信号機の見方、横断歩道の正しい渡り方を指導するようにしましょう。
●子供には「ああしてはいけない」「こうしてはいけない」といっても、あまり効き目はありません。安全な行動を具体的に教えて実行させ、ほめながら教えると効果があります。
●道路を横断する前や曲り角では、必ず止まる習慣をつけて注意深い子供に育てましょう。
●道路で遊ばないように、ふだんから注意しましょう。
 最近では、裏通りを通る車が多くなっています。一層の注意が必要です。

生活にゆとりを

 また、子供が毎日の生活で時間のゆとりを持つことも、交通事故に遭わないための大切なポイントです。
●寝る前に翌日の準備を済ませるように習慣づけ、登校時間に余裕をもたせるようにしましょう。
 あわてて登校し、忘れ物に気づいて家に引き返す途中で、事故に遭うケースがしばしばあります。

帰宅後の遊びにも注意を

●帰宅後、遊びに行ってよい範囲や帰宅時間などを決めて、子供にしっかり守らせるようにしましょう。
●自転車を利用する場合には、子供の年齢や体力に適したものを遊び、ときどきお子さんといっしょに点検や整備をしましょう。
 お子さんが、家庭での毎日の楽しい語らいの中で、正しい交通ルールを理解し、大人のお手本を見て、安全な行動を身につけられるように、温かい愛情をもって指導してあげてください。

ドライバーのみなさんへ

 子供を交通事故から守るためにはドライバーの皆さんの安全運転と、子供たちへの思いやりが必要です。
 ぜひ、次の点を厳守してください。
●子供の“飛び出し”は突発的です。子供の姿を見たらスピードを控え目にし、徐行運転を!
●子供が道路を横断しようとしているときは、後続車に合図を!
●発進、後退のときは、周囲に子供がいないかを確認!
●左折するときは、左側に自転車に乗った子供や歩行者がいないことを十分確かめて徐行を!
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