斉藤友枝(さいとうともえ)さん 吉原上中町(65歳)
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昨年10月に行れれた国勢調査は、皆さんの記憶に新しいと思いますが、市ではほかにも工業統計調査や住宅統計など多くの統計調査を国や県の委任を受けて行っています。
斉藤さんはその調査員を続けること17年。「富士市丸」いや「日本丸」の行方を定める統計の担い手として地道にかんばってきました。
まだふなれなころ、対象者を訪問しても説明できず困ってしまうことがありました。今では毎年12月31日現在で実施する工業統計調査の用紙を配ると、「おばさんが来ると、もうすぐお正月ね」といれれるほどになりました。
長く続けられた秘訣は、「おこっちゃだめ」。対象者に気持ちよく記入してもらうよう心がけてきたといいます。豊かな表情からは練れた人間性がうかがえました。
昭和21年に空襲の東京から来富。詩吟・民謡・編み物を習う、3人の孫のおばあちゃんでもあります。