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【広報ふじ昭和60年】ふるさとの昔話

天間川坂の手無観音

 身延線富士根駅北側の天間川坂地区に、霊験(れいけん)あらたかだという「手無観音(てなしかんのん)」を祭ってある観音堂(かんのんどう)があります。今回は、この「手無観音」にまつわる話を天間川坂の遠藤光一さん(77歳)、うめ子さん(73歳)夫婦に語ってもらいました。


流れてきた観音様

 今から400年くらい前、将軍足利義輝(あしかがよしてる)の時代のことです。小泉村(こいずみむら)に喜六(きろく)という魚取りの好きな人かありました。ある晩潤井川(うるいがわ)へ網(あみ)をしかけ、翌朝(よくあさ)、網を引き上げると、かかっていたのは魚ではなくて12センチほどの木像(もくぞう)の観音様(かんのんさま)でした。
 川を流れている間にとれてしまったのか、手は2本ともありませんでしたが、神々しいほどの顔をしていました。喜六はともかく家へ運ぼうと、木像を懐(ふところ)に入れて川坂まできました。そして、大きな松の根元の石に腰をかけ、木像を石の上において一休みしました。
 しばらくして、木像に手をかけると、木像はみるみるうちに人間と同じ大きさになりました。びっくりした喜六が両手で持ち上げようとしても、観音様はビクともしません。喜六は、「この観音様がこの地に長く住んで、人々を救おうとおぼしめしに違いがない」と思い、大急ぎでほこらをつくって安置したそうてす。


婦人病にご利益

 遠藤さんは「この手無観音様は婦人病(ふじんびょう)にご利益(りやく)があるといわれています。毎月14日に地域の人でお経を上げます。8日14日、15日には、大祭が行われています。」と語ってくれました。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 語ってくれた遠藤さん夫婦
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