昭和60年度の「市長表彰」が、11月1日富士市農協会館で行われました。
ことしの被表彰者は、市民憲章普及推進協議会長の秋山さんら4人。この市長表彰は、市条例により毎年、各般にわたる功労者、善行者を表彰する市の最高彰制度で長年市勢発展のために尽くした人に贈られるものです。
●教育文化功労
秋山登(あきやまのぼる)さん 大渕(68歳)
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昭和44年大渕地区社会教育推進会会長に就任。以来、59年3月まで地区の社会教育推進に尽力。49年から10年有余の間、富士市社会教育委員、特に55年から4年間は同委員長。また、54年から5年間、富士市社会教育推進会連合会長として、そのすぐれた指導力、説得力で本市の社会教育の発展、向上に貢献。さらに58年から富士市民憲章普及推進協議会長として市民憲章の制定から普及に至るまで尽力。人々の信望も厚く、市勢の発展に尽くした功績は高く評価されている。
●産業功労
漆畑雅喜(うるしばたまさき)さん 吉原(63歳)
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昭和14年以来、製紙業界一筋に生き今日に至っている。
この間、全国内装用ダンボール原紙工業組合理事長、県紙業協会会長、県紙業振興協議会理事などの要職を歴任。業界はもとより地域の振興に貢献し、昨年、藍綬褒章の栄誉に輝く。
また、そのすぐれた統率力と卓越した判断力で、中小企業近代化審議会専門委員、県及び市の公害対策審議会委員、市立博物館協議会委員などにも就任し、公共の分野でも幅広く活躍。
●産業功労
佐野治郎(さのじろう)さん 富士宮市(68歳)
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昭和15年以来、45年有余の長きにわたり紙業界で活躍。
企業経営者として事業拡大に努める一方、日本白板紙工業組合理事長、県紙業協会会長など多くの関連事業団体の要職を歴任し板紙産業の発展に尽力。昨年、製紙健康保険組合の創設など地場産業の振興に多大の功績を果たし藍綬褒章を受ける。また、富士商工会議所副会頭、県教育委員長などを務め、産業経済界だけでなく教育分野でも活躍。富士市民以外から市長表彰を受ける第1号である。
●産業功労
高橋義彦(たかはしよしひこ)さん 境(75歳)
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昭和34年、浮島土地改良区理事、36年から同副理事長。
また、あわせて38年から境土地改良区理事長として今日まで長年にわたり農業振興に貢献。両事業とも地域の推進役として東奔西走。この結果、浮島土地改良区は進捗率60%、境土地改良区は90%と順調に進み、両地区の悪田んぼ、湿原に点在する冠水田160ヘクタールの整備が進むなどこの事業に果たした功績は多大なものがある。
昭和42年に県土地改良連合会長、45年には全国土地改良事業団体連合会長から功績表彰を受けている。