【広報ふじ昭和60年】交通安全教室から
恐ろしい交通事故を撲滅
朝、元気に出かけていった家族が交通事故に遭う、こんな恐ろしいことはありません。交通事故撲滅のため、運転する人も歩行者も交通ルールを守ることが大切です。
秋の全国交通安全運動期間中に開かれた、交通安全教室のダミー実験などを通して交通事故の恐ろしさを紹介します。
あなたの家庭でも事故に注意するよう話し合ってみませんか。
9月中の交通事故179件
秋の交通安全運動が行われた期間中(10日間)にも残念ながら、市内で交通事故が55件発生しました。
そのうち、人身事故が33件、物損事故が22件発生し、1人が死亡、39人がけがをしました。
9月1か月間で見ると人身事故が103件、物損事放が76件も発生し、事故原因では、ドライバー自身の安全運転義務違反や信号無視などが多くなっていました。
また、オートバイや原付パイクなどのいわゆる二輪車の事故が多発し9月中の人身事故の60.1パーセントを占めるなど事故撲滅の大きな妨げになっています。
見込み横断は危険
横断歩道を渡るとき、あなたは車が止まってくれるのを確認してから渡りますか、それとも“多分止まるだろう”と思って渡りますか。
もし、後者の渡り方だったらそれは大変危険です。
横断歩道はあくまでも道路の一部分。信号のない横断歩道ではドライバーが歩行者に気づかなければ車は止まらないのです。
ですから、歩行者は、“横断歩道だから車は絶対に止まるだろう”という気持ちは捨ててください。
特に子供には、「ドライバーの目を見て、車が止まってから渡る」よう教えましょう。
ダミー実験などにただア然
交通安全教室の会場には、市民や近くの幼稚園児など1,000人余りが参加。ひとつひとつの実験に目をこらしていましたが、マネキン人形やダミーが車にはねられ、また、乗用車が目の前でメチャメチャになるシーンにびっくりしていました。
予想以上の事故の衝撃、恐ろしさに園児も大人も交通安全ルールを守ることの大切さを感じとっていたようでした。
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( 写真説明 ) 交通事故防止の説明を真剣に聞きいる園児たち
( 写真説明 ) 飛び出しはこんな事故につながります
( 写真説明 ) 見るも無残な乗用車
( 写真説明 ) 大型車の左側はこわい
( 写真説明 ) 高さ20メートル(時速70km相当)からの落下衝撃実験
カーブミラー20基寄贈される
日産静岡会は、秋の交通安全運動に協賛して、9月25日、市にカーブミラー60センチメートルシングル8基、同80センチメートルシングル12基、計20基を寄贈してくれました。
静岡会は、交通事故防止、撲滅を願って、毎年交通指導車やカーブミラーを贈り続け、今回の寄贈でカーブミラーは114基になりました。
市は、さっそく寄贈されたカーブミラーを天間や伝法、大渕、松本地先などの交差点に取り付けました。
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添付ファイル
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