山田裕之(やまだひろゆき)さん 吉原北中3年生
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とりわけ美術を勉強しているわけではない。中体連まではテニスの選手として活躍し北中を地区準優勝に導いたというから恐れ入る。そして、夏休みの宿題として提出した作品が見事市長賞。「小4のときから毎年出品してきたけど、今回が一番うまくできた」とは本人の弁。過去に教育長賞も受賞している。
受賞作品は、世界各国の輸出入の割合とその変化を世界地図と円グラフなどを利用して表現したもの。毎日、テレビニュースを必ず見、新聞のスクラップを続ける過程から「日本とアメリカ、ヨーロッパの貿易摩擦が話題となっているので」今回の題材を決めたという。
地道な努力を怠らないタイプでもある。来年は進学。美術のことは特に意識していないが、機会があれば高校でも統計図表に挑戦したいと考えている。
受賞の感想を「照れくさかった」という笑顔には、青春のシンボルが花ざかり。実に屈託がなかった。