小山さな江(こやまさなえ)さん 三ッ倉町(18歳)
- 写真あり -
「2年続けて市長賞は無理」というジンクスを破って、見事2年連続市長賞に輝いたのが小山さな江さん。作品(枕草子の一節)の流暢(りゅうちょう)な字体から伝わる素直さ・優しさは、まさに「字は体をあらわす」という感じ。白が似合い、控えめなほほえみが印象的てす。
「読み・書き、そろばんは身につけさせたい」というご両親(欽也さんヒサ子さん)の方針で、幼稚園のときからペン習字を始めました。以来、文化連盟常任理事の瀬尾せつ子氏に師事し、現在は四段。「びっくりしました」というのが受賞の感想で、至って無欲。富士見高校では華道部に属し、趣味は手芸という大和なでしこ。
「基礎ができており実力派。まだまだうまくなる」とは瀬尾先生の評。来春は就職の予定で、「できればペン習字の生かせるところ」という希望。文章のワープロ化が進む中で文字本来の文化を伝える担い手として期待は大きい。