「関心はあるが、やり方がわからない」というのがボランティア活動に対する多くの人の意識ではないでしようか。今回は、主婦の山田仁美(ひとみ)さんにボランティアセンターをレポートしていただきました。
レポーター 山田仁美(ひとみ)さん(26歳) 主婦 中里新富町
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「ボランティアセンターとは、どんな所ですか」
――ボランティアセンターって名前は聞いたことがありましたが、初めておじゃましました。どんなことをしているんでしょうか――
この施設は、市の社会福祉協議会の出先機関として、昭和55年にオープンしました。以前は、奉仕銀行とか善意銀行と呼んでいたものです。核家族化や長寿化が進む中で、ボランティア活動も脚光を浴びてきています。
ボランティアを受けたい人、したい人のパイプ役というのが主な仕事でしょうか。
――私はボランティアに興味を持っているんですが、実際にどんなことをしていいかわからないし、やっている知り合いもいません―
留守番ボランティアやおむつづくり、清掃奉仕もボランティアです。家でもできるし、負担になることなんかありません。
――切手を集めるだけでも、ぞうきんを縫うだけでもできるんですね――
暇がないから、金がないからできないという人もいますが、仕事の種類は数限りなくあるので、その中で自分にできることを選べばいいと思います。1年に1回でもいいんですよ。
「登録はどうするんですか」
――ボランティアって広いんですね。ところで、登録の方法は?――
ここに、ボランティア受付用紙があります。何を、いつできるかを書いてください。現在、登録者は29団体3,500人います。県下では、87%が女性ですが、富士市では企業ボランティアがあって、男性も多いですよ。「福祉まつり」などの行事のたびにふえています。
自分のために
「私はボランティア活動をしたいので勉強したい」とか「研修をしたい」という人もいますが、そんなに難しいものではないですよ。だれでも、いつでも、どこでも、一人でも、簡単なことでもできます。
年寄りばかりでなく、人間ならどこかで人の世話を受けていると思うし、ボランティアをやる人も、結局、自分のためにやっているのではないでしょうか。知り合いができてくるし、社会が楽しくなると思いますよ。
私にもできそう
――来る前は、ボランティアを何かすごく大変なことのように考えていましたが、こんなに簡単に、回りにたくさんできることがあると知って、とても身近に感じました。何もできない不器用な私にも、できることがたくさんあるようです。
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( 図表説明 ) 「ボランティアセンター」はここです。お気軽にお立ち寄りくださいネ!
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( 写真説明 ) ボランティアセンターでボランティア連絡協議会のみなさんにインタビュー
( 写真説明 ) 写真左から 藤沢貞代さん(福祉を語る婦人の集い)左から2番目 稲葉正子さん(富士福祉会)まん中 菅谷英司さん(ボランティアコーディネーター)向かって右 川島千津子さん(小規模授産所つくし作業所)
( 写真説明 ) アイマスクの体験