私たちの郷土富士市は、昭和41年に2市1町が合併して以来来年で20年を迎えます。そこで、今回からシリーズで郷土の歴史を振り返り、あゆみをたどってみたいと思います。第1回目は「富士山の成り立ち」です。
3階建ての富士山
富士山の誕生は、今から20〜30万年ぐらい前にさかのぼります。そのころ、富士火山帯の活動が始まり、噴火で高さ2,500メートルの小御岳(こみたけ)火山ができました。そして、2万5,000年ぐらい前になると、小御岳火山が噴火を重ね、その上に高さ2,800メートルの古富士火山ができました。
現在の3,776メートルの美しい新富士火山ができたのは、1万5,000年ぐらい前で、古富士火山の噴火によるものです。ですから富士山は3階建てということになります。最後の噴火は、1707年(江戸時代)で、以後静かな眠りを続けています。
- 図表あり -