本市の懸案事業であり、都市施設として欠くことのできない斎場の建設が、本年度いよいよ着工となります。
この施設は、「公園の中の斎場」をテーマに豊かな緑をできる限り多く配置し、地域の環境と調和した景観を持たせ、今までの斎場のイメージを一新するものです。
61年9月オープンに向けて
現在、久沢地先にある火葬場（斎場）は、設置以来26年余を経過し、老朽化が著しく、加えて敷地が狭いという条件のもとにあります。
そのため、早期に近代的な施設内容を備えた斎場の建設が急がれていました。
新しい斎場は、景観面においても従来のイメージを一新するとともに、交通、公害対策などにもいろいろと配慮がなされ、61年9月オープンに向けて着工していきます。
こんな対策を講じます
☆交通輸送対策――斎場への経路は西富士バイパス側道を利用する交通体系とします。霊柩自動車の運行経路を指定し、地域の道路交通に支障がないよう配慮します。
☆公害発生防止対策――炉はいずれも1基独立型で、それぞれ再燃炉を設置して、無煙無臭化をはかります。粉じん対策は、スクリーン集じん機を設置して公害防止対策に万全を期します。
☆景観保全対策――「公園の中の斎場」をテーマに、緑を豊富に配し、地域の環境と調和をはかり、富士山麓の自然の中の都市施設として、景観の保全に務めます。
☆防災対策――敷地周辺は緑地帯とします。また、造成地内や周辺地の雨水対策として、調整池を築造するなど防災にも万全を期します。
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