4月から「燃やせるごみ」の収集曜日が変わります。これは、現行の週2回の収集作業をより効率的に行おうとするもの―。そこで2月18日、今泉6丁目にお住まいの主婦山田みさ子さんに第一清掃工場を訪ねていただき、大内一夫工場長からそのねらいなどを聞いていただきました。
レポーター 山田みさ子さん(今泉6丁目 主婦 34歳)
山田
こんにちは!お忙しいところをおじゃまします。
大内
やあ!よくいらっしゃいました。
山田
さっそくですが……。「燃やせるごみ」の収集日が変わるのはいつからですか。
大内
4月15日の月曜日からです。今回、変更になるのは「燃やせるごみ」の収集曜日だけで、「資源ごみ・埋立ごみ」については、今までと変わりません。また、収集回数についても、今まで通り週2回です。
山田
そうですか。私の地区では現在、水曜日と土曜日の2回「燃やせるごみ」を出しています。
大内
山田さんは今泉ですね。
山田
はい。
大内
今泉地区も一部の町内を除いて、今度は火曜日と金曜日になります。
山田
今までの収集曜日をまったく変えてしまうということは、何か大きなねらいがあると思うんですが…。
大内
そうです。これには収集作業の効率化を図るというねらいがあります。
山田
もう少し詳しく話していただけませんか。
大内
はい。現在の「燃やせるごみ」の収集体制は市内を3つに分け「月曜日・木曜日」、「火曜日・金曜日」、「水曜日・土曜日」の曜日で回収しています。しかし、この地区区分は市が合併する以前からのもので、現状の都市化の実状にそぐわなくなっています。
特に、東名高速道路の以北に住宅が集中するようになり、ごみの排出量も大きなばらつきを見せ、当初の予定量と随分違ってきました。このため、収集業務を効率的に行うのに支障が生じてきています。
山田
そうですか、よくわかりました。市内で1日にどのくらいの「燃やせるごみ」が出るのでしょうか。
大内
1日平均で約125トン位になります。これが夏場の多い時期ですと1日に、「月曜日・木曜日」の収集地区で約175トン、「火曜日・金曜日」の収集地区で約154トン、「水曜日・土曜日」の収集地区で約101トンです。
このようなことから、「月曜日・木曜日」の地区の回収には大変な時間がかかってしまい、回収時間が遅くなって市民のみなさんに迷慾をかける、という結果になっています。
山田
そこで、ごみの収集量を平均化しようとするのが今回のねらいでもあるわけですね。
大内
そうです。
山田
それに、現在の収集方法ですと、同じ町内でありながら収集曜日が異なっていたりして、まぎらわしいという例もあるようですね。
大内
そうです。同じ町内でありながら収集日が違っていたりすると転入してきた人などは戸惑ってしまうことがあるかもしれません。ですから、同一町内は同一日に収集するということは、ぜひともやらなければならないことなんです。
山田
また、今までの収集方法では、「燃やせるごみ」と「資源ごみ・埋立ごみ」の収集日が重なっていたりして朝の忙しい時間にごみを出すのに、集積場所へ何度も足を運ばなければならない、ということもありますね。
大内
そうです。やはりこれも「燃やせるごみ」と「資源ごみ・埋立ごみ」とを出す曜日を別にして、それぞれごみを出せるようにすることが必要だと思います。
そのことによって、同じ集積場所が使える場合もあり、狭い場所でも混乱なく整然と出すことができます。
山田
そうですね。今度の新しい収集日程によって、今までのいろいろな問題が解決するわけですね。具体的にどのようになるのか教えてください。
大内
まず下の表1をご覧ください。「燃やせるごみ」の新しい収集曜日は、現在行われている「埋立ごみ。資源ごみ」の収集曜日に該当する地区ごととなります。
山田
この表を見るとよくわかりますね。
大内
それを地区別にしたのが下の表2です。
山田
4月15日から「燃やせるごみ」の収集日がこのように変わることを市民のみなさんに知っていただき、ごみを出す曜日を間違えないようにしないといけませんね。
大内
はい、そうです。市では、出されたごみを一刻も早く収集するよう、今後とも業務の効率化に努めていきますので、市民のみなさんのご協力をお願いします。
山田
よくわかりました。きょうは本当にありがとうございました。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 表1「燃やせるごみ」の新しい収集日は、現在の「埋立ごみ・資源ごみ」収集曜日の該当ごとに−
( 図表説明 ) 表2新しい「燃やせるごみ」の地区別収集曜日
- 写真あり -
( 写真説明 ) ごみ収集について取材する山田さん
( 写真説明 ) 山田さんに清掃工場の説明をする大内工場