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【広報ふじ昭和60年】お便りコーナー

あなたのお便りをお寄せください

 このコーナーは、皆さんの意見交換の場とさせていただきます。テーマに基づいた、あなたの意見や提言などを、どしどしお寄せください。
 お便りをお待ちしています。

◇応募される人は 原稿用紙へ300字程度にお書きください。趣旨を変えないで原稿を直すことがあります。住所・氏名・年齢・連絡先を忘れずにお書きください。

◇送り先は 〒417市内永田61-1市役所広報広聴課
 原稿締切日は、毎月20日です。

今月のテーマ 我が家のしつけ

 子供の人格形成をする上で、しつけは最も大切といわれています。本来、しつけは親が家庭で行うべきものですが、核家族化や共働き家庭がふえ、その傾向は薄らいでいるともいえます。そこで今月は、「我が家のしつけ」というテーマでお便りをいただきました。


我が家の指標 内海繁雄さん 広見西本町(72歳)

 私たちが育った当時の教育、社会環境は、今の時代とは想像がつきませんでした。親として、戦後子弟の教育やしつけに、果たして真の民主主義に適応した子育てができただろうか、今、反省しきりです。
 なかなか難しい問題で世間の指標とはなりませんが、我が家では一応次の点に留意と努力を払っています。
一つ、勉強部屋の乱れはないか。一つ、服装はどうか。一つ、物をなくし、忘れ物が多くないか。一つ、やる気があるかどうか。一つ、落ちつきはどうか。一つ、反抗的な言葉また乱暴な言葉はどうか。一つ、テレビ、マンガ、雑誌の見過ぎはどうか。一つ、深夜放送を見ていないか。一つ、身体の調子はどうか。一つ、心身の悩みはないか。一つ、友だちとの交際はどうか。一つ、食事に偏食はないか。一つ、お金遣いが荒くはないか。一つ、学業成績はどうか。
 以上、日常の動作に配慮しています。


親の姿 庄司敦子さん 錦町(38歳)

 「しつけ」という言葉で、まず考えられることは、親がしつけられるような、よき行動を示さなければ価値がありません。
 親がだらだらとした生活態度では子供もそのようになりかねません。
 何せ親がよき見本になります。我が家の約束事その一、子供たちとの交代によるふろ場掃除、その二、母親のいないときには、子供たちによる食事後の食器洗い。それから靴のかかとを踏むことは、だらしなさを感じます。もし踏んでいたら注意をします。一つ一つしつけることは、大変なことです。子供のおしゃべりも私のしつけが悪いためではと反省することがあります。
 我が家の次男、持って生まれたチャランポランな性格。幼いころから左ききでキャッチボールが好きだったこともあり、小学校3年のとき本人の意思で少年野球に入部しました。
 何度も何度もやる気をなくしましたが、やっと試合に出られるようになりました。スポーツを通じて人間形成ができたら、またいろいろな苦しみ、喜びが思い出となり、将来何か役に立つことでしょう。


辛抱強く、ねばり強く 川村里美さん 柚木(30歳)

 とかく大人の考え方だけが先走り、子供に強いるだけになりがちなしつけ。一朝一夕には身につきません。
 辛抱強く、ねばり強く、長い目で見てやらなければと思っています。
 小学校1年と保育園児の女の子を抱える我が家では、自分でできることは自分でさせるように心がけています。親からの強制ではなく自分から進んでやってくれればと望んでいますが、つい手を出してしまうこともあり、反省することしきりです。
 どんなしつけ方をすればよいのか戸惑ってしまうことが多い毎日ですが、心優しい、人に好かれるような人に育ってくれればと願っています。


外出は握手で送る 松永スミ子さん 落合(37歳)

 我が家では、勉強は学校に、しつけは家庭でと役割分担を決めています。そんな中で、我が家の取り決めは、朝、家族全員であいさつを交わす。外でのゴミの投げ捨てはしない。 人が嫌がることはしない。うそをつかない。(幼いころ狼と少年の話をよく聞かせました)行事等は積極的に参加する。外出するときには、家に残った者が握手をして送り出す。
 以上、我が家のルールとして守っていることですが、何がしつけか、どんなことをすればしつけられるのか、いまだにわからず試行錯誤の毎日です。しかし、この寄稿を機会にもう一度しつけということを考えてみたいと思っています。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 交通ルールを教えるのもしつけの一つ

テーマ

3月は「余暇の過ごし方」

 働き過ぎるといわれる日本人。そのおかげで今日の日本を築きました。
 しかし、時には息ぬきも必要ではないでしょうか。日曜日、祝祭日、週休2日制の普及など最近余暇を有効に過ごそうという声が聞かれます。
 スポーツ、趣味、家族団らん、いろいろな過ごし方がありますが、あなたの余暇の過ごし方をお聞かせください。



4月は「塾通いを考える」

 学習塾、水泳、剣道などのスポーツ教室を初め、ありとあらゆる塾がはんらんしています。
 塾も学力を補ったり、特性を伸ばすために必要な場合もありますが、友だちが塾へ通っているからと親の虚栄心や何でも塾に頼ってしまう風潮が見受けられるようです。
 今月は「塾通いを考える」というテーマでお便りをお待ちしています。
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