「首飾(くびかざ)り」は、今のネックレスで、勾玉(まがたま)・管玉(くだたま)・丸玉(まるだま)などの玉をつなぎ合わせてつくられています。玉の材料はひすいや碧玉(へきぎょく)・めのう・水晶(すいしょう)などからつくられています。市立博物館には比奈の「東坂(ひがしざか)古墳」から出土した玉を連ねて復元した首飾りが展示してあります。
また、東坂古噴から出土した「琴柱型石製品(ことじがたせきせいひん)」は、ペンダントとして使用されたといわれます。
「腕飾り」は今のブレスレットのことで、古墳時代のものは普通「釧(くしろ)」と呼ばれています。
「釧」には石でつくられた「石釧(いしくしろ)」と貝でつくられた「貝釧(かいぐしろ)」があります。「石釧」は、「イモガイ」を横に切った形を模してつくられています。市内では碧玉製(へきぎょくせい)の「石釧」が東坂古墳から出土しています。また、このほかに「鍬形石(くわがたいし)」や「車輪石(しゃりんせき)」と呼ばれる腕飾りもあります。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 腕飾り
( 図表説明 ) 首飾り 勾玉 管玉 丸玉