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【広報ふじ昭和59年】古墳のはなし 8

古墳と祖先の生活 「追葬(ついそう)」

 石室(せきしつ)の中に多くの副装品を入れますが、なぜでしょうか。
 古墳時代は、死後の世界が特に強く信じられていた頃でした。
 このため、死後の生前に必要な装飾品をつけて正装し、さらに食べ物、武器、宝物を持って埋葬されました。
 今のお墓は、火葬した骨を骨壺(こつつぼ)に入れ、家族の葬られているお墓に埋葬しています。
 これは家族全員を埋葬するため、お墓の入口を簡単に開けることができるように作ってあるからです。このように一つのお墓の「主体部(しゅたいぶ)」に家族を次々と埋葬することを「追葬(ついそう)」といいます。古墳時代の初めごろは「竪穴式石室(たてあなしきせきしつ)」というただ一人が埋葬される石室でしたが、6世紀になると古墳は家族のお墓となり、追葬のできる「横穴式石室」になりました。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 横穴式石室を持つ実円寺西1号古墳
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