昭和57年度から3か年継続事業として、建設を進めてきた潤井川大橋は、8月1日に渡り初め式が行われ、交通開放されます。
この橋は、市役所西側の潤井川に架けられ、吉原と富士を結ぶ夢のかけ橋となります。
形は、巨大なアーチ形で、全国でも4番目の珍しいローゼ橋。
歩道も十分とり、ベンチやブロンズ像を置き、いままでの橋のイメージを一新し、文化の香りづけがなされています。
吉原と富士を結ぶかけ橋
8月1日に開通する潤井川大橋は吉原地区と富士地区を結ぶ都市計画道路臨港富士線に、中部土地区画整理事業の一環として、総事業費6億8,600万円をかけて建設されました。
潤井川大橋は、長さ50.8メートル幅34.5メートル(車道6車線21メートル、両側に5.5メートルの歩道、分離帯2.5メートル)で、中央にアーチをかけここから支線を出して、吊り橋の原理を利用して支える鋼床板単弦ローゼ橋方式を採用しました。
当日は、午前9時から渡り初め式を行い市内の三代三夫婦が古式にのっとり先頭を切って橋を渡り、午前11時には交通開放します。
歩いて渡りませんか
公共施設に文化の香りづけをと考えている市は、潤井川大橋を市のシンボル的なものにしようと、歩道の幅を十分に設けました。
長さ50.8メートルの大橋を、車でさっと通過してしまうだけでなく、富士山を一望しながら散策してみませんか。
歩道には、ベンチやブロンズ像4体も設置します。
このブロンズ像は、昨年11月、市民総意のもとに制定した市民憲章5ヵ条のうち「思いやり」「自然」「働くよろこび」「平和」の4ヵ条をテーマとして、県内の中堅彫刻家である松田裕康さん(藤枝市)重岡建治さん(伊東市)に制作をお願いしました。
制作者は、テーマに沿って「求心」「秀麗(しゅうれい)」「力」「翔(はばたき)」と題した4体を完成させ大橋の渡り初め式にあわせて除幕式を行います。
東西を結ぶ幹線道路に
大橋と同時に工事が進められていた潤井川から西の臨港富士線も、米の宮神社までの1.1キロメートルが8月1日に開通します。
臨港富士線は、市内西部の岩松小学校付近まで計画が立てられています。
米の宮神社から岩松小学校までは既存の道路を拡幅整備していく計画ですから、今回の開通によって市役所前を走る臨港富士線は、市内を東西に結び、さらに国道1号線や国1バイパスを横断する田子浦伝法線とも接続されます。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 潤井川大橋完成に伴う開通予定路線図
- 写真あり -
( 写真説明 ) 市のシンボル橋、潤井川大橋