古墳には、「円墳(えんぷん)」や「方墳(ほうふん)」をはじめ、いろいろな形があります。山の神古墳のような円形と方形を組み合わせた「前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)」や浅間古墳のような方形を並べた「前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)」、庚申塚(こうしんづか)古墳のような「双方中方墳(そうほうちゅうえんふん)」などです。このほかには、「双円墳(そうえんふん」)」、「双方墳(そうほうふん)」、「長方墳(ちょうほうふん)」「上円下方墳(じょうえんかほうふん)」、「双方中円墳(そうほうちゅうほうふん)」「帆立貝式古墳(ほたてがいしきこふん)」、「八角墳(はっかくふん)」などの型があります。
日本の古墳は、もともと中国の古墳をまねて造られたようですが、のちには日本独特の「前方後円墳」や「前方後方墳」などいろいろな形が造られるようになりました。これは、葬(ほうむ)られた人の位(くらい)や性別、年齢、造られた時期によってそれぞれ異なるようです。
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( 写真説明 ) 古墳の種類