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【広報ふじ昭和59年】新幹線富士駅の実現を!

72万 地域住民の熱い願い

 東海道新幹線富士駅設置の誘致運動を進めている市は、4月23日、市独自の案として新駅の設置場所を公表しました。
 このことによって、市は今後、用地調査などの具体的な作業に入るとともに、新駅実現に向けてさらに強力な誘致運動を進めていきます。

新幹線富士駅 富士市案として公表  田子浦伝法線の交差附近に

 東海道新幹線富士駅の実現は、富士市民のみならず、近隣市町村72万人の願いです。
 ちょうどいまから13年前の昭和46年6月、富士市町内会連合会によって始まった、新幹線富士駅の誘致運動は、いま、大きなうねりとなって広がっています。
 昭和56年5月には、富士市、富士宮市、芝川町、富士川町の2市2町によって「東海道新幹線富士駅設置促進期成同盟会」を結成。さらにこの輪は広まり、昭和58年2月には、山梨県、西伊豆などを加えた3市20町4村によって運動が展開されています。
 現在、期成同盟会では、国鉄当局はもちろん、衆・参国会議員、関係機関などに、富士駅設置のための強力な運動を進めています。
 今回、富士市案として発表した新駅の予定地は、川成島の都市計画街路田子浦伝法線と新幹線が交差する付近です。
 新駅は、当所2面4線を予定し駅構内の長さは約1,000メートル。ホームの長さは、このうち410メートルです。この場合、駅前広場を除いて必要な用地面積は、約1万4,000平方メートルとなります。工事に必要な経費は、概ね総額145億8,000万円です。
 この内訳は、用地費及び補償費に25億2,000万円、駅舎等の土木建築費71億7,800万円、電気その他に48億8,000万円となります。
 駅前広場としては、駅周辺1万平方メートルを区画整理事業として計画しています。
 新駅を設置する場合の財源ですが、市の財源のほかに、市民からの募金、近隣市町村からの協力、それに県からの補助金が見込まれます。
 市民のみなさんからの募金によるものとしては、3月の定例市議会で可決された「基金条例」が、その受け皿となります。
 新幹線富士駅の設置については、まだ、国鉄の発表待ちという段階ですが、これを確実なものとするには、今後も期成同盟会を中心としたより強力な運動を展開していかなければなりません。
 新駅の実現は、私たち富士市民にとって百年の大計ともいえるもので、21世紀のまちづくりを展望する最大の課題です。地元のみなさんの協力と理解をいただくとともに、市民ひとりひとりの力を結集させ、いまこそ“東海道新幹線富士駅”を実現させましょう。

- 図表あり -
( 図表説明 ) 新幹線富士駅設置予定地
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