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【広報ふじ昭和59年】近代的な設備でごみ焼却施設を建設

61年の完成を目ざし第一清掃工場内へ

 近代的な設備をそなえたごみ焼却施設が、第一清掃工場に建設されます。この施設は、今までのごみ焼却場のイメージとはまったく異なったものです。
 もちろん公害防止対策にも万全を期し、焼却熱エネルギーは電源として利用します。1月20日に起工式を行い、完成は昭和61年9月の予定です。

- 図表あり -
( 図表説明 ) 富士市ごみ焼却処理施設完成予想図

焼却場のイメージを一新

 市内の各家庭から出る可燃ごみは、一日平均140トン。市は、この可燃ごみを久保町の第一清掃工場で焼却処分しています。
 焼却には、現在2基の焼却炉を使っていますが、この焼却炉は今から10年程前建設したもので、老朽化しているのに加え、年々増え続けるごみの量と、ごみ質の多様化のため、焼却能力が限界となっているのが現状です。


建設費は64億円

 新しいごみ焼却処理施設は、第一清掃工場内のし尿処理施設跡地に建設されます。この施設の主な概要を紹介してみると−。
☆事業実施期間 昭和58年度〜昭和61年度の4か年継続事業
☆焼却能力 一日300トン(150トン×2基)
☆建築面積 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 延8,000平方メートル
☆総工費 64億4,800万円


もちろん公害対策も

 新しいごみ焼却処理施設は、近代的な設備をそなえ、今までの焼却場のイメージとはまったく異なったものといえます。
 その大きな特徴としては、排気ガス、騒音、振動などの公害対策には万全を期してあることと、焼却時に発生する熱エネルギーを、発電と給湯・暖房などに有効利用できる施設にしてあることです。また、事業規模からいっても現在建設中の中央病院に次ぐ大きなものとなっています。
 昨年一年間に市内では、8億5,000万円がごみ処理費用として使われました。ごみ処理については、いくら立派な施設ができても、ごみを出す人、つまり市民ひとり一人の理解と協力がなければ、効果はあがりません。あなたの心掛けひとつでごみを減らすことができます。
 ごみの減量にご協力ください。

地元の利益だけでは…

久保町々内会長 増田光夫さん(57歳)
- 写真あり -

 地元なので私としては、悪臭・排気ガスなどの公害面で非常に不安でした。しかし、浜松市の工場を見学して一挙に解消。何しろ、ごみ焼却場とはとても思えない施設なのです。富士市の場合は、それ以上とのことなので…。公共施設というと、地元の利益のみを考える昨今、やはり市全体のことを考えるべきだと思います。

水分は切って出そう

瀬戸河原町 小林せつ子さん(35歳)
- 写真あり -

 ごみは、私たち主婦にとっては切っても切り離せない問題です。普段、何気なく出しているごみも、その処理となると随分大変とのこと…。ごみを出す人ひとり一人が、ごみを少なくするように努力したら相当の減量になるはずです。
 生ごみは、水分を切って出すとか、堆肥にすれば一石二鳥ですね。
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