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【広報ふじ昭和58年】郷土の遺跡

東平遺跡の人々 ●帯(かたい)

 ●帯(かたい)は、奈良時代から平安時代にかけて使われた、今でいうベルトのことです。律令時代、朝廷は各地に郡を置き、地域の開発に力を入れていました。
 このため各地に新しい村が造られ、東平遺跡の様に各地から多くの人々が移り住んでいたようです。この村人達を統括していたのが“郡司(ぐんじ)”と呼ばれる官人(かんじん)でした。かたいはこの郡司やこれに準ずる官人だけがしめることを許されたベルトで金具の大きさが身分を示すとされています。
 東平遺跡の西側の西平第1号墳からかたいの金具が出土していることから東平遺跡には、役人が住み、この附近のどこかに役人が勤めていた富士郡の郡衙(ぐんが)(郡の役所)があり、文化や生活の中心地であったということになります。しかし、残念ながら郡衙の跡は発見されていません。

- 写真あり -

●は金へんに夸
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