【広報ふじ昭和58年】あなたの考え・意見・提案が心と心を結ぶ お便りコーナー
あなたのお便りをお寄せください
このコーナーは、皆さんの意見交換の場とさせていただきます。テーマに基づいた、あなたの意見や提案などを、どしどしお寄せください。
お便りをお待ちしています。
◇応募される人は
原稿用紙へ300字程度にお書きください。趣旨を変えないで原稿を直すことがあります。住所・氏名・年齢・連絡先を忘れずにお書きください。
◇送り先は−市役所広報広聴課
〒417 永田61-1
原稿締切日は、毎月15日です。
市政に対する意見や提言をみなさんからお寄せいただくため、市長への手紙「わたしの提言」を公民館などの窓口に置いてあります。
あなたの意見や提言をお寄せください。
今月のテーマ 親と子のふれあい
子どもを健やかに育てる。これは子を持つ親の願いです。複雑、多様化した現代社会では、価値観も昔とだいぶ変わり、本当の意味での親子のふれあいが薄らいできているような気がします。そこで今日は親と子のふれあいについてのお便りをいただきました。
手づくりのふれあい
久保田政子さん(55歳)主婦 岩本
息子が小学生の頃、大半の子は手提(てさげ)式ビニールの絵具箱を持っており時々息子にねだられましたが、普段学校へ置き放しなので、勿体ないと思い洋服の端切れで手提袋を作って持たせました。
高学年になり、人並に買い与えようとしたところ、息子が手提袋をじっと見て「なんとなく捨てられないな〜もう少し我慢するよ」といったのです。
私はその一言で胸が熱くなるのを覚えました。
物を粗末にすることを古人は「冥利(みょうり)が悪い」との言葉で物の尊さを教えました。現代は子どもの衣服を作る親も少なく、我が子の身体の特徴や感動を肌で知ることがなくなった様に思います。
私は教育的見地からしたことではなかったけれど、絵具のこびりついた手提袋が、私と息子の心を結んでいた様に思えるのです。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 久保田さん
三世代家族の中から
斉藤みづ江さん(37歳)主婦 西国久保
私の家庭は、最近少なくなった三世代同居家族です。世代も、明治、大正、昭和10年代から50年代までと、8人家族で、当然そこからは、価値観のずれ、好みの違いが生じます。しかし、それもどの様にゆずり合い、助け合い、いたわり合って一つの家庭を築いていくかということを、子どもは学んでくれると思います。
2年前に姑が脳いっ血で倒れ、寝たきりの状態が続いていますが、その中で健康の素晴らしさや支え合って生きることを知りました。
また、私自身、「子どもは親の言う通りにはならない、する通りになる。」という言葉を心の支えにし、子どもたちの言葉、しぐさの中に、自分の在り方をみつめながら心して暮らさねば…と言い聞かせながらの毎日です。
そして、大きな声で、はっきり話のできる子どもになるよう、また、いろいろな無限の可能性を信じて、コミュニケーションに努めています。欠陥だらけの母親が、子どもによって育てられている感じがします。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 斉藤さん
動物大好き!
植松かな江さん(34歳)主婦 富士岡
我が家では、生き物を飼ったり、植物を育てるのがみんな大好きです。
四季を通じ色々な草花を楽しんだり、小動物や昆虫を飼い、動植物の愛護や尊さを知り、自然とふれあいながら親子のコミュニケーションを育てています。
巣から落ちた生まれて間もない雀をみんなで育て、巣立ちさせたり、捨てられて、かわいそうにと育てていた描が、車にはねられて死んだ時、子ども達といっしょに弔いをしたり。
身近な出来ごとでも、互いに話しあい、協力しあうことで親子の信頼感が深まり、これからの子ども達の人生に、大きな影響があるのではと思います。
何気ないかもしれない普段の生活の中で、その時、その時を互いに率直に話しあえる親子関係を育てることが、ほんとうの意味での親と子のふれあいにつながるのではないでしょうか。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 愛犬といっ緒に植松さん
テーマ
■2月は「女性の生き方」
夫は仕事、妻は家事・育児というかつてのパターンは女性の職場進出により大きな変化をみせています。
また、子どもを育てあげたあとの主婦の生き方、さらには老後の生活と女性をとりまく問題もさまざまです。
2月は女性の生き方についてのお便りをお待ちしています。
*1月は新年号のため、お便りコーナーは休ませていただきます。
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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