市は、21世紀を目ざした新しいまちづくりプラン「第三次富士市総合計画」の策定準備にとりかかりました。
これは、オイルショック以後、経済再成長の鈍化や行政改革の推進、また、人々の価値感が物から心へ移行する中で、現総合計画が昭和60年をもって終了するため、新たに作成するものです。
新計画は、市民が健康で安全、快適な生活を営めることを基本姿勢に、昭和61年から75年までの施策を定めるものです。
昭和75年までを目標
昭和61年度をスタートする「新三次富士市総合計画」は、「基本構想」「実施計画」をもって構成されます。
基本構想では、富士市が目ざす総合的な基本理念を示し、21世紀へ向けての将来像及び施策の大綱を明らかにします。
基本計画では、施策の大綱を具体化するための基本的施策を定め、計画期間は昭和70年を目標とする10年間とします。
実施計画では、向こう3か年を期間とするローリング方式により、具体的な事業計画を定めます。
新計画策定の手順としては、計画策定委員会の設置を始め、計画策定への市民参加、総合計画審議会への諮間、答申、基本構想の議決、市民へ計画公表とすすめ、計画推進として昭和61年度予算へ反映していきます。
市民参加によるまちづくりを
特に今回は、市民参加による計画づくりとするために、地区別の「まちづくり会議」や「総合計画を考える市民の集い」、「各界代表による意見を聴く会」などを開いていきます。
市は、すでに8月中旬に「市民アンケート意識調査」を実施しており、今後は、「総合計画プロジェクトチーム」を設置し、計画づくりの具体的な作業に取り組んでいきます。